コロナウイルス、とうとう身近に!

日々感染者の報告がなされています。
感染者のうち、重篤者に該当する確率は2割、死亡率は1割との報告がありました。
アメリカでは国が企業に人工呼吸器の生産を依頼したとのこと。世界でも人工呼吸器が足りなくなっているそうです。病床も日本でも足りなくなってきました。ホテルを軽症者に利用してもらうということ。
医療従事者として、私が思うに、何より人員が足りなくなると思います。

なぜかと申しますと、

人工呼吸器の扱いができる看護師も限られているからです。人工呼吸器は重篤な方に用いる機械です。ICUやNICUといった部署の看護師の数が少ないです。また、普通病棟でも人工呼吸器を装着している患者さんは一人二人といったところでしょう。いわゆる高度医療です。人工呼吸器を装着している患者さんには本当に神経を使います。気管が閉塞しないように痰の吸入、管が絡まらないように気を付けたり、管の交換も簡単なことではありません。

それ以外に排泄物の管理、食事(注入食の場合もあります)、清潔に保つこと(体を拭くなど)、たくさんのケアがあります。


それ以前に、院内感染、つまり他の患者さんにうつさないようにガウンテクニックといわれる医療従事者が自身を守るために防護服を身に着けたりすることが本当に時間を要します。

外国の医療従事者の悲鳴をテレビで目の当たりにしていますが、近く日本もそのような事態に陥るでしょう。

政府が一か月完全封鎖していれば国中に蔓延することはなかったのにと心から思います

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