特定保健指導は受けるべきなのか

特定保健指導の通知を受け取ったあなた。私がどうして?ちょっと太ってきたから?ちょっと失礼じゃないの?なんて思う人は多いと思います。

この特定保健指導という名称が受けたくないと思わせる要因の一つでしょう。指導しますといわれて嬉しいと思う人は少ないはずです。が、保健師の立場としては、せっかくなので受けてほしいと心から思います。上司から言われて嫌々来られた方がほとんどでしたので、気持ちは分かりますが、受けてみてどうだったのかという感想を得るためにも受けて欲しいです。

私が受けてほしいと思う理由はいくつかありますが、やはり健康のためです。今まで、私は看護師、保健師として働いて残念だったなと思うことがありました。救急搬送された女性がいました。既に心臓が止まっていました。医師が新人看護師の私にいいます。「○○さん、人工呼吸の練習したら?」「え?」練習だなんてこの女性には勿論失礼です。病名は心筋梗塞でした。生活習慣病で手遅れになることはあるのだ実感しました。症状がないために健診で要受診と判定されても病院に行かない人は多くおられます。自分は大丈夫と思うことが多いかもしれませんが、特定保健指導の対象となったということは大きな病気にかかる可能性が少なからずあるということを分かっていただきたいと思います。

このような方々の命を救う方法は薬ではなく保健指導しかないのかもしれません。薬で良くなると安易に思いがちですが、食事や運動での改善が最も重要です。だからといって制限されるなんて嫌だという気持ちも分かります。保健指導ではご本人にとってできることを目標立てて実行していただきます。

症状がないために健診で要受診と判定されても病院に行かない人は多くおられます。自分は大丈夫と思うことが多いかもしれませんが、特定保健指導の対象となったということは大きな病気にかかる可能性が少なからずあるということを分かっていただきたいと思います。

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